トラブルハプニングパートU



バッテリーが・・・。

 暑い時にコスモに乗ると何か起こる。何か起こると言うことは、たいがい悪い事が起こるということだ。
 初夏の日曜日、ぶらりと出かけた先で給油しようとスタンドに寄る。しばし店員と「珍しいクルマだね」「イヤイヤただ古いだけのクルマですよ」などと雑談のあと、エンジンを掛けようとキーを回したが「・・・」セルがピクリとも動かない。「?ん、なんだ」。メーターパネルは点く、電動ファンも回っている。バッテリーは良いみたいだから、アース不良か?前期はバッテリーがトランクに入っているから抵抗が大きい、トランクを開けてブースターケーブルを取り出し、トランク内のバッテリーのマイナス端子からケーブルをボディーアース。「さあどうだ。」、キュルル・ビィーン。パチパチパチとなぜか店員の拍手を受ける。今時の市販車では、まず起きないこんなこと。「古いクルマはトラブルが判りやすくていいなぁ。」
と自分で感心した出来事でした。
 バッテリー対策でトランクからジャンプケーブルをエンジンルームまで引き直し対策、コスモの下を這いずり廻り休日を過ごした。



夏はアイス

 夏の暑い日、仲間がどうしてもコスモで遊びに来いと言われ、しぶしぶ遊びに行くことにした。でもこの暑さ、「運転もかなり厳しいだろうな。」とクーラーボックスに袋に詰めた氷と飲み物を積み込んで出かけた。朝は気温の上昇もなく快適に現地着。ワイワイガヤガヤと仲間と遊び、さあ帰ろう。
 しかしこれが「我慢」の2文字を痛感することに。走りだしてすぐのこと、残暑厳しい折、水温はすぐ上昇、電動ファンもフル稼働、水温計はまだ上がる、「まずいなぁ」やむなくヒーター全開にする。車内はサウナと化し「厳し〜」、気合でしばらく走ったがドライバーも「暑い!!も〜休も」、と木陰にクルマを止め休憩、クーラーボックスから飲み物を取り出しゴクリとやる。電動ファンとヒーターだけではなかなかラジエターの水温は下がらない。お前もどうだとクーラーボックスから取り出した氷をラジエターに乗せてやると。「気持ちい〜」と水温も下がっていく。「やっぱり夏は人もクルマもアイスだな!」